Moonrise Bali

バリ島には乾季と雨季、ふたつの季節があります。乾季は4月から10月雨季は11月から3月のあいだが目安です。

ほとんど雨の降らない乾季は、バリ島旅行のベストシーズン。そして、撮影のベストシーズンでもあります。

「乾季にバリに行くけど、前撮りするかどうか迷っている」という人は絶対に撮ったほうがいいですよ。

乾季のバリ島はどこで撮っても、どの時間帯に撮っても素敵な写真になるんです。

わざわざ場所代を払ってチャペル等を押さえる必要はありません。乾季のバリ島で一番すばらしいのは、自然の中のロケーション撮影です。

日中の海と空の鮮やかなブルーだけでなく、日没まで数分ごとに色が移り変わるサンセットや、乾季ならではの澄んだ空気で眺める星空。バリ島旅行中、そんな風景のなかでウェディング写真を残せたら最高だと思いませんか?
乾季のバリ島に来れば高確率で、というかほぼ確実にその願いは叶います。

この記事では、海や空をフィーチャーしたバリ島南部のロケーションウェディング写真をご紹介します。
すべて2019年の4月から10月のあいだに、実際のお客様と一緒に撮りに行ってきました。

あなたのバリ島旅行は何月のご予定ですか?ぜひ参考に見てみてくださいね。

April 4月のバリ島


まだ乾季に入りたての4月。覚え書きによると、2019年はわりと4月下旬まで曇りや通り雨のある一か月間でした。
けれどもバリ島のお天気のいいところは、標準状態が青空であることです。
いっとき曇りや雨でもすぐに天気が移り変わり、ロケーション撮影に適したタイミングが必ずやってきます。


乾季のはじめの4月には、乾季中ごろにくらべて雲やカスミが出やすいです。
しかし、雲が撮影の邪魔かというとそうでもないんですよね。夕焼け空や夜空に雲がかかると、絵画のように幻想的なお写真がとれるんです。

May 5月のバリ島


5月のバリ島南部はほとんど晴天続き。空気もカラッと乾燥してきて、とても過ごしやすくなります。
「撮影中雨が降ったら…」なんて心配はまったくなくなります。
晴れ過ぎて困るくらいなので、しっかりと日焼け止めを塗ってくださいね。


乾季で空気が乾いてくると、夜空がクリアになり、絶好の星空撮影シーズンのはじまりです。

下の写真は、2019年最初の天の川フォト。

この日のお客様は、星空写真を撮るためにわざわざ有利な時期に合わせてバリ島旅行を計画してくださいました。
当日は少し雲のかたまりが出ていましたが、天の川の見えるタイミングを狙って満天の星を収めることができました。

June 6月のバリ島

2019年6月のバリ島南部、初旬~中旬は乾季にしては雲が多めの毎日でした。でも、撮影にはぜんぜん差し支えることなく、すべてのお客様に楽しんでいただけました。

空の様子、特にサンセットは、日によってまったく表情が異なります。あなたがバリ島に来る日はどんな空が見られるか楽しみにしていてくださいね。

July 7月のバリ島

乾季のなかでも特におすすめなのが、7月~9月のあいだです。バリ島旅行の日程を自由に組めるなら、ぜひこの期間に来てみてください。
ジメジメ暑い真夏の日本に帰りたくなくなるくらい、気候が爽やかで気持ちいいんです。
もちろん日差しは強いので日中の日焼け止めは必須ですが、新郎様が比較的快適にジャケットを着こなせる季節ですよ。

乾季中盤はサンセットも絶好調。雲の無い日の日没に、まんまる太陽が見やすくなる時期でもあります。
夜空に月の出ない日、天の川を見られる確率も安定しています。


August 8月のバリ島


2019年8月のバリ島南部、覚え書きによると一度だけ15分ほどのスコールがきました。
それ以外の日はまったく雨が降った記憶がありません。

乾季のバリ島のもうひとつの見どころは、一斉に花開くトロピカルフラワーです。
どこもかしこもお花に溢れて楽園のようになっていますよ。

2019年の8月は、日中は晴天、夕方には雲が出て、夜間にはまた晴れる日が多かった印象です。
8月中のサンセットフォトは下のような感じ。


夜間撮影のなかでも、特に天の川フォトに心惹かれる方は、ぜひ8月のバリ島へお越しになってください。

当社の夜間撮影はだいたい夜の19時~20時頃に行いますが、例年8月のこの時間帯には天の川が天を衝くような角度になり、とてもフォトジェニックなんです。
天の川に角度がつくと、星のいちばん密集している部分が天空の暗い部分に重なります。そうなることで細かな星雲までくっきりと浮かび上がるような写真になります。

写真だけでなく、肉眼で眺めて分かるほどに天の川がはっきりしているので、撮影現場で星の観察を楽しんでみてくださいね。

September 9月のバリ島

2019年9月のバリ島南部は毎日が撮影日和でした。日中は雲ひとつない青空の日ばかりだった印象です。

「サンセット撮影」というと、日没前の太陽を背景にして撮るのが一般的ですよね。
当社のサンセット撮影でももちろんそれはお撮りしますが、熊澤カメラマンの本領発揮は、太陽が水平線に沈んでからです。
いわゆるマジックアワーと呼ばれる、空全体が赤く染まる時間帯。このタイミングで照明テクニックを駆使して撮影すると、自然光とは一味違った雰囲気のあるお写真に仕上がります。

マジックアワーは一般に、湿度が高いほど赤の濃い空が広がることが多くなっていきます。9月から10月は、雨季に向けてじわじわと湿度が上がっていく時期。
日中は乾季らしい青空が広がり、夕方は濃く鮮やかなマジックアワーを楽しめるイイトコ取りのタイミングがこのあたりです。

また、夜間撮影で確実に天の川を狙うなら、なるべく9月までにバリ島へおいでになるのがおすすめです。

October 10月のバリ島

乾季さいごの月である10月。あいかわらず雨の心配は全然ないですが、湿度が上がり夕方から夜間は雲が出やすくなっていく時期です。

下の天の川フォトは、10月のおわりに撮影したもの。

「自然や星空が大好き」という新郎様に、月の出ない夜を選んでご予約いただいたのですが、残念ながら当日はカスミのせいで、肉眼で天の川を観察できる状態ではありませんでした。
それでも、熊澤カメラマンが独自開発した特殊な撮影技法で、写真のうえでは天の川の姿をとらえた作品にすることができました。

では10月以降雲の多い日や、月が出ている日はナイト撮影が楽しめないのかというと、そうでもないんです。

下の写真2枚は2019年10月、雲の多い月夜の晩と、カスミのかかった満月の晩に撮影したものです。
天の川フォトとはまた違った、幻想的なウェディングフォトに仕上がりました。

おわりに

あなたの撮りたいウェディングフォトのイメージはつかめたでしょうか?

昼も夕方も夜も、すべての時間がシャッターチャンスに満ちているのが乾季のバリ島です。
せっかく乾季のご旅行なら、素敵なシチュエーションをすべて体験しないともったいないですよ。

ビーチからサンセットとナイトまでフルコースで撮るなら、カーチャーター付きフリー撮影プラン8時間にてご対応可能です。
昼・夕・夜、それぞれがまるで別世界のフォトたちを半日で撮り切るから、一回分のドレスとヘアメイクの手間で済むのもお得なポイントです。

バリ島カーチャーター付きフリー撮影プラン


特に天の川フォトを撮りたいかたは、ぜひ旅行日程が決まる前にお気軽にご相談くださいね。天の川を撮るための条件が揃う日程をお教えします。
ぜひ乾季のバリ島でしかできない特別なロケーション撮影ツアーを体験しにきてください♪

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