前撮り用のウェディングドレスを安い価格で探している人へ。
可愛くて写真映えするドレスで素敵なウェディングフォトが撮れたらいいですよね。
ネットでドレスを探すとあまりにお買い得で「こんなに安くて大丈夫かな?」と不安になったりしませんか。
でも大丈夫。写真のために使うなら安いドレスでも問題ありません。それどころか、安いほうが逆に有利なこともあるんです。
この記事の内容
・前撮りに安いドレスをおすすめする理由
・格安ドレスを買うときのコツ
・【1万円以内】前撮りにおすすめのウェディングドレス15着
この記事を書いている私は、ウェディング撮影のアシスタント歴約5年。
リゾートフォトウェディングが人気のバリ島にて、300組以上の新郎新婦さまの撮影ツアーに同行しています。
衣装を持ち込むお客様も多く、「このウェディングドレスこんなに安かったんですよ」と購入エピソードを聞かせていただくことも多数。
格安ドレスが前撮り現場でじっさいに使われる様子を数百回みてきた私が、購入する際のポイントをまとめてみました。
男性用衣装はこちら>>【一万円スーツ】ビーチ前撮りのおすすめ男性衣装10着+格安ウェディング衣装購入の注意点
前撮りに安いドレスをおすすめする理由
・費用を大幅カット→写真には問題なし
・ダメージを気にせず写真映えを追究できる
・着回して売ってコスト回収
順番に見ていきましょう。
前撮り費用を大幅カット→写真なら問題なし
従来、ウェディングの見積もりで多くを占めるのはドレスの費用でした。伝統あるホテルのウェディング衣装室などでは、挙式用ドレスのレンタル代だけで数十万円かかる場合もありますよね。
挙式とはちがい、前撮りはウェディングフォトの仕上がりがすべてです。
写真にはドレスが高そうとか安そうとか、細かいところまではあまり写らないものです。
余計なお金をかけなくても素敵なウェディングフォトを撮れるなら、無理して高価なドレスを買う必要はないですよね。
じっさい弊社で担当した花嫁さんの半数以上は、「ネットで安く買えたんです♪」と数千円から2万円くらいのドレスで前撮りを成功させています。
ダメージを気にせず写真映えを追究できる
前撮りで一番たいせつなことは、素敵なウェディングフォトを撮ることです。
憧れのポーズには全部挑戦したいし、思い切ったロケーションで撮ってみたいですよね。
自由に撮影するため、前撮りドレスは「ダメージがあっても気にしない」と思えるくらいがちょうどいいのです。
たとえばビーチでフォトウェディングをする場合、ドレスの裾には必ず砂がつきます。
「高いドレスが汚れる…」と気にしていたらキリがありません。
ドレスのままビーチに寝転んだり、海の中に入ったりと、格安ドレスでダイナミックな撮影を楽しむ花嫁さんもおいでです。
着ているあなたを自由で魅力的な被写体にしてくれるという点で、格安ドレスはとても優れているのです。
着回して売ってコスト回収
マイドレスが一着あれば、いつでもどこでも好きな時に使えます。
万が一前撮り当日のお天気が悪かったり、写真の仕上がりが気に入らなかった場合に、後日撮り直すときの金銭負担が少なく済みます。
過去のお客様には、ウェディング撮影を5回以上リピートしているカップルもおいででした。
購入したドレスを旅行のたびに持って出かけ、いろいろなロケーションでウェディング撮影を楽しまれるそうですよ。
格安ドレスは一着の値段が安い上に、使えば使うほどお得です。
使い終わったドレスは【メルカリ】などフリマアプリで売れば、前撮り費用の何割かを取り戻すこともできます。
前撮りで撮った見映えのいいフォトを使ってそのまま出品できるので、手間がかからないのも良いですね。
格安ドレスを買うときのコツ
そんなメリットいっぱいの格安ドレスですが、購入する際には気を付けたいポイントがあります。
いいものを安く買えたらとてもうれしいけれど、一万円前後の格安ドレスにクオリティを求めすぎるとがっかりします。
あなたが格安ドレスを買い、家に届いたものを見て「あれっ?失敗したかも」と感じることがあるかもしれません。
でも目的を忘れないでください。前撮りの写真さえキレイに仕上がればいいのです。
フォトウェディングのための衣装なら、実物の欠点はそれほど気にしなくていい場合がほとんどですよ。
以下の注意点を読んでおけば、よけいな不安を抱えずに前撮り当日を迎えられるはずです。
格安ドレスを買うときのコツ
・ふんいき重視で選ぶ
・サイズをまちがえない
・日数に余裕をもって注文する
順番に見ていきましょう。
ふんいき重視で選ぶ
ネット通販の性格上、画面の中の商品イメージだけで完璧に実物を判断するのは難しいです。しかも格安ドレスの場合は、実物と商品イメージにどうしても差があるケースは多め。
しかし、前撮りの主役はドレスではなくあなた自身です。
あなたのウェディングフォトはドレスのカタログ写真ではありません。
人間中心のいきいきとした写真には、ドレスのデザインの細かい部分はほとんど影響しません。
だから商品に多少の欠点があっても、前撮りに安いドレスを使うことは大丈夫。
ただ写真に影響しないとはいっても、格安ドレスにどんな欠点があるのか気になりますよね。
以下は衣装持ち込みのお客様から実際にきいた、格安ドレスの残念ポイントです。
商品イメージと比べたときの残念ポイント
- 想像以上に安っぽかった
- ボリュームが少なめだった
- 商品写真と色味が違った
- デザインが違った
新品価格が一万円前後のウェディングドレスというのは、みんな生地がペラペラで薄くて軽いのが普通だと思ってください。
「ネットで見た商品イメージはあんなに高級感があったのに!」と思うかもしれません。
たいていの格安ドレスの商品イメージは「盛られて」います。
プロのモデルさんを使い、その上これでもかとウェストを細く画像加工するのも珍しくありません。さらに別売りのパニエ等でボリュームを出している場合も。
だから実物を見たときに印象が違うのは当然です。
しかし逆に言えば、肉眼ではショボいドレスも、写真に撮れば輝くポテンシャルを秘めているのです。
ペラペラで動きやすい衣装はポージングにとても有利だし、よほどアップで撮らないかぎり、生地の質感まではなかなか写真に表れないものです。
ボリュームの無いスカートだって、常にふんわり広がっている必要はありません。
シャッターを押す瞬間だけかたちを整えて撮ればOKなのです。
「オフホワイトのウェディングドレスを買ったつもりだったのに、実際に届いたドレスの色が違ったんです!」
これは、以前バリ島でビーチフォトウェディングをご利用いただいた花嫁さんの実体験です。
お持ち込みのドレスを見てみると、たしかにどう見ても薄いピンクベージュでした。
でも大丈夫。
屋外で日光に当たりながら写真を撮ると、薄い色はすべて白飛びします。つまりオフホワイトもアイボリーも、薄いベージュも薄いグレーも、ウェディングフォトの中ではちゃんと「白いドレス」として写るのです。
前撮りドレスの白の色味について、あまり神経質に悩む必要はありません。
また、数千円のウェディングドレスを買ったところ「商品イメージと実物でフリル部分のデザインが違っていた」というケースもありました。
海外で大量生産される激安ドレスの場合、細かい仕様が予告なく変わることも稀にあるようですね。
サイズをまちがえない
ウェディングドレスをキレイに着こなすコツは、ジャストサイズもしくは少し小さめを選ぶことです。
格安でもきちんとお体に合ったドレスを選ぶことで、見映えよく写真に写れますよ。
ネット通販のドレスは、SSサイズからLLサイズなど、サイズ展開が豊富なのがうれしいポイントです。
各サイズごとに着丈、ウェスト幅などを細かく明記しているサイトも多いです。
ご自分のからだを測ったことのない人は、ドレスを買う前にまずメジャーを買ってください。
格安ドレスを買うときは必ず自分のからだの寸法と比べて、確認しましょう。
・普段着はSサイズだからドレスもSで大丈夫でしょ
・もし着られなかったら大変だから少し大きめのにしよう
これは絶対ダメですよ。
特に背中が編み上げタイプのドレスは、ワンサイズ小さいものがおすすめです。
編み上げはフルクローズにせず、適度な幅を空けるのが正しい着方です。幅の間隔でサイズ調整がききますから、「小さすぎて着られないのではないか」と心配する必要はありません。
私がアシスタントをしていて残念に思うのは、花嫁さんのおよそ8割が大きすぎるドレスを持参なさることです。
あなたが思うより、ドレスに対してあなたのからだは小さいですよ。
かならずサイズを確認して、ジャストサイズのドレスを選んでくださいね。
日数に余裕をもって注文する
商品が届いてから、返品交換や修理が必要になる可能性を踏まえましょう。
格安ドレスにありがちな不具合
- ① 糸のほつれや飛び出し
- ② 紐を通すためのループがはずれている
- ③ ファスナーが壊れている
ひとつめはまだいいとして、2番目3番目の不具合は着られないレベルですから、前撮り当日に発覚すると困ってしまいます。
撮影の前に一度は着てみて、問題なく使えるかチェックする必要があります。
必ず余裕をもって注文して、ドレスの確認をしておきましょう。
注意点:重要なのは前撮りカメラマン
あなたのウェディングフォトのクオリティは、ドレスの値段に関係ありません。
どんなカメラマンに撮ってもらうのかが重要です。
すでに「この人に撮ってもらいたい!」というカメラマンをご自分で見つけている場合は、安心して格安ドレスで前撮りに臨んでください。
きっとあなたの感性に合った、素敵な写真を撮ってくれるはずです。
心配なパターンは以下の通り。
・安さで選んだ撮影会社を使うつもり
・指示書を作ってその通りに撮ってもらう予定
・レンタルの一眼レフカメラでセルフ前撮りするつもり
こんな場合にはちょっと注意が必要です。
前撮りは安いドレスで問題ないと書きましたが、それはプロカメラマンの力量あっての話です。
ドレスの安っぽさを写真テクニックでカバーできないカメラマンに当たった場合、結果は悲惨です。
素敵なウェディングフォトを撮りたいなら、過去にどんな写真をとったカメラマンなのか確かめた上で決めるのがおすすめですよ。
【参考記事】
ウェディングフォトは安くなる。こだわりをあきらめない人のカメラマン利用法
【本質は一点のみ】フォトウェディング選びで失敗しないためのコツ
【1万円以内】前撮りにおすすめのウェディングドレス
格安ドレスの購入は大手ネットショッピングサイトが便利です。
【Amazon】【楽天市場】【Yahoo!ショッピング】から、それぞれ5着ピックアップしてみました。
ウェディングドレス一覧は、下記のリンクから直接見に行くこともできます。
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【Amazon】で1万円以内の前撮りドレス①
プリンセスライン + 胸元ハートカットの正統派なドレス。オーソドックスな「花嫁らしい」シルエットがウェディングフォトの中で映えるでしょう。
上半身がレース、スカート部分がチュールですが、ロケーション写真では素材感の違いはほとんど分からなくなりそう。
デザインがこれだけシンプルだと、サッシュリボンなどの小物を合わせていろいろなイメチェンが楽しめそうですね。
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清楚なイメージのエンパイアラインのドレス。
ナチュラルだけど素朴過ぎない雰囲気が素敵ですね。
ビーチでも街中でも様々なロケ地で違和感なく使えそう。
こういうドレスにはレースの日傘を合わせたくなります…!
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ドレスの後ろ側が長い「ロングトレーン」はお写真がゴージャスに見えておすすめです。
オフショルダーのデザインも上品で素敵。
ただしオフショルのドレスは腕をあげるポージングが苦手です。
たとえば、「お姫様抱っこで新郎様につかまるポーズ」「新郎さまの首に手を回すポーズ」等には不向き。
絶対撮りたいポーズが決まっている方は事前に確認してくださいね。
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【Amazon】で1万円以内の前撮りドレス⑤
落ち感のある布の表情が印象的なモード系のドレス。
アーティスティックな雰囲気のウェディングフォトにぴったりですね。
商品イメージのモデルさんのように、ドライフラワー等ひと癖あるアイテムを合わせると抜群に引き立ちます。
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レース使いが上品なソフトマーメイドのドレス。
肌の上に白いレースが浮き立つ背中のデザインが素敵。
こんなドレスはぜひバックショットを押さえたいですね。
髪をアップにして、ヘアアクセとのコーディネートも楽しんでくださいね。
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ストンと落ちるエンパイアラインが可憐なドレス。
ボリュームが控えめで動きやすそうですが、スカート部分を手で持って広げればゴージャスな雰囲気の写真も撮れそう。
肩紐があって胸周りがズレないのは安心ですね。
ドレスがシンプルなのでベールのデザインで遊んでも楽しそう。
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さんざん「ドレスの細かい部分はあまり写真に写らない」と言っていますが、このくらい大胆なフリルならドレスデザインのわかるウェディングフォトになります。
甘くて可愛い感じの花嫁姿になりたい人におすすめ。
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余計なものをすべてそぎ落とした、潔いドレス。
Aラインのお手本のようなシルエットで、からだをすっきりと見せてくれそう。ひだの入り方が大胆だから、コントラストはっきりのモノクロ写真にしたらかっこいいだろうな…!
足元の見えるスカート丈なのでお気に入りのウェディングシューズを合わせて。
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ハンサム系のドレスをもう一着。
ひととは違ったおしゃれな雰囲気の写真にしたい人は、こういうドレスもいいですよね。
レトロな建物や公園での前撮りに活躍しそう。
神社やお寺などで和洋ミックスなウェディングフォトを撮るのも素敵です。
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お花のレースとふんわりチュールで可愛らしい素材ながら、胸元とスカートラインが直線的で甘さのバランスが絶妙なドレス。重なり合うオーガンジーが胸元を飾っているので、デコルテが痩せ気味のひとも自信を持って着られそう。
オーソドックスなシルバーやパールのアクセサリーが似合いそうです。
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まるで財閥令嬢のようなクラシカルな雰囲気が素敵なドレス。
南国リゾートというよりは、洋館や森などでロケーション撮影したくなりますね。
世界観のあるウェディングフォトを撮りたい方におすすめ。
ショートグローブを合わせるといっそう気品が漂いそう。
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レース + サテンの異素材使いがおしゃれなドレス。
胸元が深く開いて一見セクシーですが、実はレースの下にスキンカラーの布があるので抵抗なく着られそう。
こんな開放的なドレスはぜひリゾート前撮りで使いたいですね。
首回りがシンプルなので、個性の強いアクセサリーの合わせ甲斐がありますよ。センスで勝負してください。
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背中にフリルのついたマーメイドドレスです。
マーメイドにはボン・キュッ・ボンのスタイルでないと着こなすのが難しそうなイメージがありますが、このドレスはフリルがお尻まわりにボリュームを出す手助けをしてくれるので、着られる人の幅が広がりそうです。
妖精の羽根のようにも見えて可愛いですね。
ドレスが完全に無地なので、大柄レースのウェディングベールと相性が良さそう。
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ボヘミアンな雰囲気のAラインドレス。
やわらかなチュールスカートですが、裾を固く縫って芯にしてあるので、広がり方がきれいです。
ビーチで歩いたり走ったりするたびスカートが素敵なかたちに変化して、ウェディングフォトのアクセントになるでしょう。
リゾート前撮りするなら、フラッシュタトゥーを合わせてもハマりそう。
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まとめ
高価なドレスでなくても素敵なウェディングフォトは撮れます。
しかし、いくつか気を付けなければいけないこともあります。
この記事ではお金をかけずに前撮りを楽しみたいひと向けに、格安ドレスを購入するポイントについて解説しました。
内容が少しでも役に立つと幸いです。
ウェディング撮影は人生の中の大切な記念ですが、だからといってたくさんお金をかけなければいけないとか、高価なドレスでなければいけないという決まりはありません。
コーディネートするアイテムも自由でいいのです。
あなたが素敵なドレスを見つけて、楽しいウェディング撮影を体験できますように。
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