フォトウェディングで指輪をどうしようか迷っている人へ。
結婚という人生イベントを象徴するアイテム、結婚指輪。ご自分の手にある新しい指輪が目に入るだけで嬉しさが込み上げてきますよね。
指輪は西洋スタイルの挙式には必須としても、フォトウェディングのばあい持っていくべきなのでしょうか。
「フォトウェディングに結婚指輪や婚約指輪は必要?」
「結婚指輪と婚約指輪のどっちを使う?」
「みんなはフォトウェディングでどんな指輪ショットを撮ってるの?」
こういった疑問にお答えします。
この記事の内容
・フォトウェディングの指輪についての疑問
・【画像30枚】いろいろな指輪ショット集
・指輪ショットを撮られるときの注意点
この記事を書いている私は、ハネムーン旅行先として人気のバリ島でフォトウェディングの撮影アシスタントをしています。約300組のカップルに付き添い、指輪撮影の実際を見てきた経験からまとめました。
フォトウェディングの指輪についての疑問
フォトウェディングに結婚指輪や婚約指輪は必要ですか?
フォトウェディング当日までに指輪がお手元にある人は、ぜひ持参なさることをおすすめします。
指輪をテーマにしたウェディングフォトを撮れるメリットがありますし、単品で指輪だけを主役にした物撮りショットも、プロカメラマンに撮ってもらえるチャンスがあるかもしれません。
とはいえ、指輪はフォトウェディングに必須というわけではありません。
指輪の受け取りが前撮りに間に合わない方や、「結婚指輪は挙式の日に初めてつけることにしたい」とこだわりのある方などは、フォトウェディングに指輪を持っていかなくても何も問題はないですから、安心してくださいね。
フォトウェディングでは結婚指輪と婚約指輪のどちらを使いますか?
フォトウェディングにしきたりはありませんから、特にどちら、という決まりはありません。
結婚指輪も婚約指輪もお持ちなら、ぜひ両方とも持参なさってください。そのほうがお写真のバリエーションが増える可能性がありますよ。
【画像30枚】いろいろな指輪ショット集
弊社の熊澤カメラマンが手掛けた指輪ショットを集めてみました。すべての画像は、バリ島でフォトウェディングをした実際のお客様のお写真です。
ウェディングブーケ+指輪
指輪をはめた新婦さんの手元のクローズアップするなら、ウェディングブーケとの組み合わせは相性ぴったり。カラフルなお花とともに撮ることで華やかな1枚になりますよ。
笑顔+指輪
指輪はイヤリングやネックレスと違って体の末端につけるアクセサリーですから、お顔と手先を同時に写真に収めるには少し工夫が必要です。手前の指輪にピントを合わせて、背景にお二人の笑顔をぼかしたショットならおしゃれな仕上がりに。
手をつないで
つないだ手に光る指輪は、ウェディングフォトの定番ショットです。ひと口に手つなぎショットといっても、手のつなぎ方はバリエーションがいっぱい。指輪にフォーカスしない場合でも、カップルで手をつなぐのはウェディング撮影で必ずと言っていいほど行うポージングです。
お時間のある人はぜひ、鏡の前でおふたり手をつなぐ練習をしてみてください。腕の疲れないつなぎ方、身長差があっても自然に見えるつなぎ方など、カップルそれぞれにベストなつなぎ方の発見があるはずです。
二人の手を重ね合わせて
おふたりの手をシンプルに重ねることで、指輪をはめた手元を自然におさめることが出来ます。
指輪をはめる瞬間
結婚の誓いを表現するような1枚。挙式はせずにフォトウェディングだけ、というカップルにも人気のショットです。
腕を組んで
腕を組むポージングからの、指輪をはめた手元のクローズアップ。表情が写っていなくても、おふたりの中の良さが自然に滲み出すようなショットです。
指輪ケース
指輪ケースもお写真の素敵なアクセントになります。フォトウェディングに指輪をもっていく時はぜひ箱も忘れないようにしてくださいね。
太陽+指輪
バリ島や沖縄、ハワイなど太陽の輝く南国のフォトウェディングではぜひ押さえたい1枚。ちなみにこの撮り方なら、現物の指輪を持っていない場合でも指輪モチーフのショットが残せます。
指輪で遠近法
指輪を使った遠近法写真もおしゃれです。なお、もしもあなたがセルフ前撮りで遠近法写真を撮りたい場合、お手持ちのレンズや撮影場所の地形によっては難しいことがあるので研究が必要かも。
指輪+撮影小物
撮影小物と指輪の組み合わせもキュート。せっかく手に持つタイプのアイテムを用意するなら、指輪とのコンビネーションを考えるのも楽しいですね。
指輪+お仕度ショット
ウェディングの日の何気ないオフショットとして、お仕度風景を写真に残したいというリクエストも多いです。ヘッドドレスなど他のアクセサリーと一緒にさりげなく指輪を収めるチャンス。
ビーチ+指輪
フォトウェディングで人気のビーチロケーション。手形をつけたり文字を書いたりも自在な砂浜のメリットを生かして、オリジナルな思い出写真を撮りましょう。
指輪だけショット
ウェディングの機会に依頼するプロカメラマンは、人物ポートレート以外の写真も得意かもしれません。モノの撮影、いわゆる“ブツどり”をリクエストするのもいいですね。指輪だけを素敵に撮った写真があると、結婚記念のアルバムを作るときにレイアウトが引き立ちますよ。
おまけ:指輪モチーフの撮影アイテム
指輪のかたちをした撮影アイテムを使うアイデアもご紹介。当たり前ですが、本物の指輪ってすごく小さいでしょう?だから指輪を撮ろうと思うと、手元や上半身のクローズアップになりがちです。でも、せっかく景色の良い撮影ロケーションで、せっかく全身素敵にドレスアップしたなら、広い構図の指輪ショットも欲しくなりますよね。きれいな風景の中でうまく撮られる基本は、「何でも大きめに」。指輪をかたどった大きめのアイテムを代用することで、本物の指輪以上にかわいいショットが撮れるかも。
指輪ショットを撮られるときの注意点
事前にしておきたい準備
・ハンドケア
・ネイルケア
・指輪やケースのホコリをチェック
指輪ショットは、基本的にどアップ写真なんです。つまり、細かい部分が肉眼で見るよりもハッキリ目立つということ。手指の毛、ささくれ、肌荒れ等はなるべくケアしておくのがおすすめです。
もちろん、人間の手には産毛やシワのあることが当たり前。何も処理せず、自然のままで写真に残すことも素敵です。けれども「どちらかというとツルツルの手指で写りたいな」とご自分で思う方は、指毛の処理をしたりカバー効果のある日焼け止めを塗っておくと後悔しないで済みますよ。アシスタントの私はたびたび撮影の実験台になることがありますが、手の産毛は撮られる前日にT字カミソリでチャチャッと剃ってしまいます。
ちなみに弊社のフォトウェディングは、お渡しする写真の全カットが美肌補正付き。お顔だけでなく、手や指などお写真の中で目立つ部分はすべて手作業で美しく仕上げます。
美肌補正についての詳しい記事はこちら
バリ島で一番丁寧に仕上げます。全データ編集込みのフォトウェディング
せっかく手元をクローズアップするなら、ネイルが可愛いとテンションが上がるし、大変写真映えします。ナチュラルが好きな方はもちろんそのままで構いませんが、ブライダルネイルに少しでも興味のある花嫁さんは、ぜひお気に入りのネイルアートをしてきてくださいね。
一眼レフカメラのレンズは、人間の目よりもはっきりとモノを写し出します。肉眼ではあまり気にならない小さなホコリやゴミが、写真の中に写ってしまうとがっかりですね。フォトウェディングの前日に時間があれば、持参予定の指輪やケースをよーく見てお掃除してあげてください。「新品だから」と油断は禁物ですよ。指輪ケースに使われているような高級感ある布地は、意外とホコリを集めやすいのです。
まとめ
フォトウェディングと指輪についてまとめました。
婚約指輪や結婚指輪はフォトウェディングにかならず必要なわけではありませんが、持参なさることで撮影の楽しみはきっと広がります。婚約指輪を使うか、結婚指輪を使うかという決まりはないので、おふたりの事情に合わせて持っていくのがいいでしょう。両方あるなら両方持っていくのが私のおすすめです。
指輪ショットはどアップになりがちなので、肉眼でみるよりも細かい部分がはっきりと写ります。気になる方は、ハンドケアやネイルケアをしておくのが吉です。写真にバッチリ残るチャンスなので、ネイルアートのし甲斐もありますよ。指輪やケース自体のチェックもお忘れなく。
婚約指輪や結婚指輪は、おふたりの絆を象徴するアイテムです。着け始めた当初の思い出を写真に残すことで、これから日々身に着ける小さな指輪にますます愛着が湧くでしょう。ぜひおふたりらしい指輪撮影を楽しまれてくださいね♪