前撮りのブーケを探している人へ。
花嫁姿といえば、白いウェディングドレスにブーケ。
前撮りをすることになり、どんなブーケにしよう?とワクワクしている人は多いのではないでしょうか?
一方で、「そもそも前撮りにブーケって必要?」という疑問も浮かびますよね。
節約のためにブーケは百均の造花で作ろうか?
もういっそ、ブーケは無しにしようか?
そんな疑問にお答えします。
この記事では、写真映えの観点から前撮り現場におけるウェディングブーケについてまとめました。
筆者の私は、ビーチ前撮りが人気のバリ島で、ウェディング撮影のアシスタントをしています。
300組以上のカップルとロケーション前撮りや挙式撮影をともにしてきました。
そんな経験を元に、写真映えするブーケの選び方・使い方をご紹介します。
そもそも前撮りにブーケはいる?いらない?
前撮りにブーケは必要です。
チャペルで前撮りする場合だけでなく、ロケーションがビーチでも公園でも、ブーケはあったほうが絶対いいと私は思っています。
理由は、ブーケがあることでウェディングフォトが素敵になるというメリットがあるからです。
具体的には、以下の3点。
前撮りにブーケがあるメリット
・きれいにポージング出来る
・写真の世界が色鮮やかになる
・フォトのバリエーションが広がる
順番に見ていきましょう。
きれいにポージング出来る
デートの最中、パートナーにふとスマホのカメラを向けられたとき、あなたはどうしていますか?
顔にやや力を入れてキメの笑顔の作ったり、あるいはあえて目線をはずしてみたり、ピースサインを作ったりと、何かしら小さな「写真に良く写るための演技」をするのではないでしょうか。
そのちょっとした演技をいれることで、日常スナップがいい感じになりますよね。
ウェディングの前撮りでは「写真に良く写るための花嫁の演技」に挑戦です。
ポーズ指導は基本的に担当のカメラマンがするものですが、ほとんどの人はドレス撮影なんて初めてで緊張してしまいます。
このときに役立つ魔法のアイテムがウェディングブーケ。
ブーケを持つことで、上半身のかたちや位置は自然と定まります。
ブーケが迷いのないポージングを助けてくれるので、自信をもったきれいな姿で写真に写ることができるのです。
写真の世界が色鮮やかになる
ブーケがひとつ写っているだけで、写真の中の世界が華やかになり、非日常感が生まれます。
たとえばビーチでのウェディングフォトときいて、あなたはどんな写真を想像しますか?
ブルーの海と真っ白なウェディングドレス、これはもちろん素敵です。
さらにそこへ、ブーケの鮮やかなお花の色が加わるとどうでしょう。
ワクワクするような色彩の相乗効果で、ウェディングフォトがさらに見映えするものになるんです。
この記事で使っている画像は、すべてバリ島で前撮りした実際の花嫁さんたちの写真です。
これらの画像からブーケがなくなった場合を想像してみてください。
きっと、ブーケ有りのイメージのほうが魅力的に感じるはずです。
フォトのバリエーションが広がる
結婚式においてはブーケは儀式のための小道具。基本的に花嫁さんが手に持つアイテムです。
でも前撮りでは、ブーケをさらに自由に活用していろいろなバリエーションのフォトを楽しむことができます。
前撮りで使うのは、フォトの中でわかりやすい、存在感のあるブーケがおすすめですよ。
重要なのは全体の大きさや色。
造花で細かい部分が安っぽかったり、多少造りが雑でも、写真にはあまり表れません。
前撮りでブーケを使ったショットの例
みんなが使ってる前撮りブーケ
前撮りでよく使われるブーケ
・生花のブーケ
・造花のブーケ
・ドライフラワーのブーケ
生花のブーケ
生花には、そこにあるだけで人の目を惹き付ける美のパワーがあります。
ウェディングのブーケも、生花を使ったものはやはり素敵で、とても写真映えしますよ。
注意点としては、生花のブーケはハードな環境にはあまり向いていないことでしょうか。
やはり生きているお花なので、長時間日光に晒すとしおれることもあります。
お花を長持ちさせるのはフローリストの腕次第でもあるので、生花ブーケを個人で用意するときは、信頼できそうなお花屋さんに注文してくださいね。
造花のブーケ
前撮りというシチュエーションに相性がいいのは造花のブーケ。
持ち運びが簡単で取り扱いをあまり気にしてなくて良いので、気軽に使えますね。
前撮り、2次会、後撮りなど、何回かウェディングブーケが必要な場合にも同じものを使えるので経済的。
日本には咲いていないような、珍しくておしゃれな花を気軽に使えることも嬉しいポイントです。
ブーケ作りにはそこまで難しいテクニックは要らないので、好きな材料を集めて手作りするのも楽しいですよね。
ドライフラワーのブーケ
最近はドライフラワーのブーケも人気が出てきました。
挙式のブーケは生花を使うことがまだまだ主流ですが、前撮りではドライフラワーのブーケで、ひととは違ったおしゃれ感あるウェディングフォトにするのもいいですよね。
生花と違って保存性がいいので、造花と同様、何度でも使える点は経済的です。
ただしドライフラワーは脆く壊れやすいという特徴もあるので、やはり撮影現場との相性を考える必要があります。
また、ドライフラワーは「なまもの」の扱いなので海外への持ち出し・持ち込みは検疫を通す必要があり、ちょっと面倒。
今後海外フォトウェディングにドライフラワーブーケを持っていきたいと思っている人は注意してくださいね。
ドライフラワーのブーケ、干し草食べさせてもらえると勘違いしてラクダさんが群がっちゃうのは想定外だったわ🤭#バリ島#前撮り#キャメルフォトウェディング pic.twitter.com/u8LlYCitbh
— 睦 #バリ島 (@623623) March 13, 2020
まとめ:前撮りブーケは存在感を重視して
写真映えの観点から、ウェディングフォトにはブーケが欠かせない理由と、ブーケの選び方についてまとめてみました。
前撮りで使うブーケのイメージは湧きましたか?
あなたの前撮りロケーションがビーチや公園といった、挙式とは関連のないシーンでも、ウェディングブーケはぜひ用意するのがおすすめです。
ブーケを持つことでポージングするあなたはより自信に輝き、ウェディングフォトの仕上がりがより素敵になることでしょう。
とくべつ高価なお花を用意する必要はありません。
重要なのはあなたの好きな色で、写真のなかでそれなりに存在感の出る大きさのブーケです。
造花の材料を買って、オリジナルブーケを自作するのも楽しいですよね。
ぜひお気に入りのブーケを用意して、前撮りで素敵なウェディングフォトを残してくださいね♪