バリ島などの南国リゾートではカジュアルなウェディングコーデでの撮影も人気です。
新郎用カジュアル衣装といえば、シャツに蝶ネクタイ、ハーフパンツ、サンダルといった遊び心のあるスタイルが楽しいですね。
タキシードやスーツといった王道のウェディング衣装よりも、もっとリゾート気分が盛り上がります。
でも新郎用カジュアル衣装はアレンジが自由なぶん、どんな風にコーディネートしていいか迷ってしまいますよね。
一式セットで着るタキシード等とはまた別の難しさがあります。
最新記事はこちら>> ビーチ前撮りの新郎カジュアル衣装 簡単で安い選び方
ビーチ前撮りの新郎衣装選びについて、何を買い足しどう服装を組み立てるのか、より実践的に解説した内容です。ぜひご覧ください
この記事ではバリ島でウェディング撮影をした実際のお客様のフォトを紹介しながら、新郎用カジュアル衣装について解説します。
おふたりらしいリゾートウェディングコーデを作る参考にしてみてくださいね。
■目次
新郎用カジュアル衣装のメリット
準備が簡単、自由度が高い
カジュアルウェディング衣装のメリットはなんといっても、決まった形式がなく自分の好きなアイテムを組み合わせて準備できるところです。
クローゼットにタキシードを常備している人はなかなかいないでしょうが、カジュアル衣装に使える襟つきシャツやハーフパンツなら手持ちのもので間に合わせてもOK。
新しく購入する場合もわざわざ専門店に行ったりオーダーメイドする必要ははなく、普段利用しているお店で気軽に探すことができますね。
いつも着ているお洋服に近いから、撮影当日は自分ひとりで着替えるのが簡単です。
自分らしくアレンジして素敵なコーディネートを楽しみましょう。
暑がりさんに最適
バリ島のような南国でウェディング撮影をする際、タキシードやスーツにはひとつ大きな問題点があります。それは非常に暑いと言うことです。
日本でも真夏にシャツ、ベスト、ジャケットを重ね着したりしないでしょう?
きちんとした礼装が必要な挙式の場はともかく、ビーチなどで気軽に楽しむフォトウェディングなら、涼しくて快適なカジュアル衣装はとても理にかなっているといえます。
通勤用スーツでさえ窮屈でイヤなんだから、リゾートに来たなら解放感のある服装をしたい!という人にもぴったりですね。
汗かきの人、暑いのが苦手な人もぜひカジュアルな衣装でウェディング撮影を楽しんでくださいね。
年齢を問わず着られる
カジュアルなウェディングコーデと言うと、若いカップル向けと思い込んでいませんか?
「せっかく海外リゾートで撮影だからラフなかんじのウェディング衣装に憧れるけど、オトナ婚でカジュアルだと恥ずかしいかしら…?」
そんな風に悩んでいる方、ぜんぜん心配する必要はありませんよ。
実際のウェディング撮影の現場では、40代以上のダンディな新郎様もカジュアル衣装を素敵に着こなしておいでです。
貫禄がある分、タイやベストなどフォーマルな要素がもっと小粋に馴染んで、若い男性より似合うのではという方も多いです。
逆に、「日本で渋いタキシードを着てみたがどうもしっくりこない」という方はもしかすると、見た目に新郎らしいフレッシュさが足りないのかもしれません。
バリ島などリゾートのウェディング撮影では、適度に抜け感のあるカジュアル衣装で若々しさをプラスしてみてはいかがでしょうか。
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新郎用カジュアル衣装をおすすめしない場合
バリ島などリゾートウェディングにとってもおすすめのカジュアル衣装ですが、もちろんすべてのシーンに万能なわけではありません。
下記のような場合は、カジュアルコーデが相応しくないといえるでしょう。
正統派/格式重視のウェディングフォトにしたいとき
あなたの思い描く理想的なウェディングはどんなイメージですか?
リゾートの青い海やヤシの木を背景にした写真、バカンス中の海外セレブみたいにナチュラルで自然体のポーズ…
もしそんなイメージをお持ちの方は、カジュアルなウェディングコーデがぴったりです。
でも一方で、荘厳なチャペルでの誓いのシーンや、人生のけじめを重視した格式ある雰囲気のウェディングフォトを撮りたい方もおいででしょう。
こういう方にはカジュアル衣装はおすすめできません。タキシードなど正統派フォーマルな衣装が一番です。
洋装のウェディング衣装はもともと、キリスト教の婚姻の儀式における服装が由来とされています。
神聖な教会の中で宗教行事に臨むわけですから、フォーマルな服装をするのが当たり前だったわけですね。
伝統的なウェディング衣装にそういったバックグラウンドがあるのに対し、カジュアル衣装は文字通り簡略化された気軽な服装。
格式とは完全に逆のベクトルです。
だから、頭の中では伝統的なウェディングをイメージしているにもかかわらずカジュアル衣装で撮影に臨むと、どうしても理想とはズレたウェディング写真になる可能性が高いです。
花嫁さまの衣装がボリュームたっぷりのウェディングドレスであるとき
ウェディング衣装は、男女2人のバランスが大切です。あなたのウェディングドレスはどんなデザインですか?
もしトレーンが長くてボリュームたっぷり、肌の露出が少ない高潔なドレスだったら、隣に立つ男性がカジュアル衣装だと迫力負けしてしまうかもしれません。
そうならないよう、新郎さまもタキシードかスーツ等、ジャケットのある衣装にするのが良いでしょう。
和服で例えると、新婦様が白無垢と角隠しをつけているのに、新郎様が浴衣を着ていたら…
とても変てこりんですね。
「ウェディングは花嫁が主役」とはよく言われることですが、本当に女性のお支度にしか力を入れないようでは妙なことになってしまいます。
ウェディングはなんといってもやはり、新郎新婦さま両方が主役なのです。
おふたりが釣り合うウェディングコーデを心がけましょう。
新郎さまがウェディングコーデに関心ゼロの場合
おふたりのウェディングに関するあれこれについて、実際にいろいろ調べたり申し込みしているのは誰ですか?
カップルのうち女性が多いのではないでしょうか。
このうえ「俺の衣装は何でもいいよ」と丸投げされたら困ってしまいますよね。
カジュアル衣装の楽しさは、あくまでウェディング用ではないファッションアイテムをご自分のセンスやアイデアで組み合わせて、気に入ったコーディネートを作れるところです。
新郎さま自身が「自分はこういう恰好で写真に写りたい」「こういう組み合わせで着てみたい」というようなモチベーションがないと厳しいものがあります。
よっぽど新婦さまがメンズのお洋服に詳しくて、パートナーのサイズを知り尽くしているなら大丈夫かもしれませんが…
そうでなければ、「わたしは必死に準備してるのに、自分の衣装くらい自分で準備してよ!」とケンカになってしまいそうですね。
衣装選びのことで余計なストレスを抱えるよりは、最初からウェディング用に作られたものを着ることをおすすめします。
市販のタキシード等はふつうは一式がセットになっていて、コーディネートのことを考える手間がありません。
バリ島でレンタルのタキシードを利用するのもおすすめです。
当社の提携サロンでは、タキシード、ウィングカラーシャツ、タイ等の小物、シューズ等をフルセットでご用意しているのでとても楽ちんです。
サイズも豊富で、ほぼ全ての体型の方にご対応可能です。
タキシードの問題は暑いことですが、ここで取り扱いのタキシードは素材の一部がメッシュになっていて、南国でも快適に着られる工夫がされています。
新婦さまはお気に入りのドレスをお持ち込みになり、新郎さまのみタキシードをレンタルといったかたちでもお申し込み可能です。
カジュアルなウェディングコーデが映えるロケーション
バリ島では、素敵なウェディングコーデでロケーション撮影をしているお客様がたくさんいます。
実際のフォトをご覧ください。
ビーチ
ビーチ 南国リゾートでのウェディング撮影といえば、青いビーチが定番です。カジュアルなウェディングコーデが本領を発揮するロケーションですね。波打ち際まで行ったり、ジャンプしたり、自由なフォト撮影を楽しみましょう。
緑のガーデン、自然のなか
自然がいっぱいのバリ島ではトロピカルガーデンや緑が自生するスポット等で撮影を楽しむこともできます。ロケーション撮影ならではのちょっとワイルドでわくわくするようなお写真を撮りましょう。
エキゾチックな南国の街並み
海外旅行に来たら、その土地ならではの異国情緒に触れてみたいですね。見知らぬ街でお散歩を楽しんでいるような、楽しいフォトも人気です。
サンセット
感動的なサンセットで有名ばバリ島。ムードある夕暮れの空気の中で。
星空
日本からはなかなか見られない、南半球の星座をバックに星空撮影をするのもオススメです。カジュアルなウェディングコーデは南国の夜にもよく合います。
新郎用カジュアル衣装をコーディネートしよう
最新記事はこちら>> ビーチ前撮りの新郎カジュアル衣装 簡単で安い選び方
ビーチ前撮りの新郎衣装選びについて、何を買い足しどう服装を組み立てるのか、より実践的に解説した内容です。ぜひご覧ください
基本のアイテム
まずはコーディネートの土台として、
・シャツ
・ズボン
・ビーチサンダルまたはカジュアルシューズ
があるといいですね。
シャツは襟のあるタイプ。ホワイトを着る方が多いですが、ブルーやネイビー、ピンク、柄物も素敵ですね。
ノーネクタイでも大丈夫ですが、もし蝶ネクタイ等をしめるなら、シャツの生地は少し厚手できちんと感のあるものにするとしっくりきます。
そでの長さは半袖・長袖・七分袖、どれでもお好みで。長袖を腕まくりするのもポイントになりますね。
ズボンはストレートで、シンプルにポケットが目立たないタイプがおすすめです。
色はホワイトの他、ネイビーやグレー、ベージュなども。蝶ネクタイとズボンの色を合わせる方もおられます。
ハーフパンツを穿く方が多いですが、ロングパンツでも問題ありません。
ハーフパンツの場合の足元はビーチサンダルかスニーカーまたはカジュアルシューズ、ロングパンツの場合はスニーカーか革靴がお洒落に見えます。
ロングパンツをロールアップして、七分丈にして使っている新郎さまもおられました。
ベルトをする場合は、ズボンの色に合わせた革ベルトがいいでしょう。
コーデのポイントに、あえてサスペンダーという手もあります。
ウェディングらしさを演出する小物たち
上記の土台に小物をプラスすることで、さらにウェディングらしいコーデにすることができます。
定番の小物は蝶ネクタイ。
これを加えるだけでいきなり主役感が増すので、ぜひちょっと着けてみてください。
黒、白、赤などのほかに、水玉模様など可愛いものもあります。
「自分は蝶ネクタイってキャラじゃない…」という人はネクタイや、スカーフ等を使ってもいいですね。
新郎カジュアル衣装といえばベストを着なければならない、というような風潮がありますが、私はこれはどちらでもいいのではないかと思います。
ベストを取り入れたコーデをしてみたい、という方はぜひ挑戦してみてくださいね。
ブートニアは、新郎の胸につけるお花です。
男性が女性に花束を捧げて結婚を申し込み、女性は承諾の合図に花束から抜いた数本を男性の胸に飾る…ウェディングのブーケとブートニアにはそういう由来があります。
だから、胸のブートニアは新郎であることの証なんですね。
造花ブーケを手作りなさる新婦さまは、ぜひ同じ材料でブートニアも作ってくださいね。
ぜんぜん必須ではないけれど、あれば何かと写真映えするアイテムがハットです。
帽子の好きな新郎さまはぜひ持ってきてください。
それからもうひとつ、帽子があるとヘアスタイルをあまり気にしなくてもいいというメリットがあります。
新郎さま用の小物セットを購入して、お手持ちのズボンなどと合わせるのもお手軽で良さそうです。
重要!汗かき対策
目に見えない部分の準備も大切です。
特にお伝えしたいのは、汗の対策について。
バリ島でロケーション撮影をすれば、どんなに暑さに強いひとでも100%汗をかきます。
シャツの下には必ず汗取り肌着を着てくださいね。
おすすめは襟ぐりが深くV字になっていて、シャツからはみ出さないタイプの肌着です。
バリ島での現地調達を考える人へ
南国リゾートで着るものなんだから、現地で探したほうがたくさん種類があって、いいものが見つかるだろう。。。
そう考える方がいるかもしれません。
でもバリ島に限っては、現地調達はおすすめしません。
もちろんバリは一大観光地ですから、ツーリスト向けのファッションアイテムはたくさん売られています。
けれど目に付くものの多くはこんなかんじです。
・いかにもラフでルーズな、東南アジアリゾートで着るための柄物のビーチ服
・サーファーショップで売られている、海に行くぞ!な服
・現地の男性向けの、ちょっと日本人のセンスでは着にくい服
ウェディングのカジュアルコーデを作るのに必須の、「それなりにきちんと感があって」「適度に遊び心があっておしゃれで」「着心地が良い」、そんな服を見つけるのはかなり難しいですよ。
品数もセンスも、日本で探してくるのが一番です。
ぜひお気に入りを見つけてくださいね。
おわりに
ご自分が着たいカジュアルウェディング衣装のイメージは湧きましたか?
南国リゾートでのウェディング撮影は、型にはまった格好をしなければいけないとか、高額なブランド物の衣装を着なければいけないとかの決まりはありません。
ぜひ肩の力を抜いて笑顔になれる衣装を選んでくださいね。
おふたりらしい素敵なウェディングコーデで、バリ島撮影を楽しめるカップルが増えますように♪